2026.02.06 Real Soundリアルサウンド
DOMOTO、ふたりの想いが重なる瞬間こそエンターテインメント 阿吽の呼吸から浮かび上がる信頼関係
DOMOTO、ふたりの想いが重なる瞬間こそ
DOMOTOのレギュラーラジオ『DOMOTOのどんなもんヤ!』(文化放送)2月3日放送回では、堂本光一と堂本剛がそろって登場した。約2カ月ぶりとなる、ふたりでの放送。それぞれがパーソナリティを務める、いわゆる「ソロ回」にももちろん心弾むが、やはり「ふたり回」はファンにとってスペシャルな時間だ。
【画像】DOMOTOとしての活動を始めた2人
この日は、「DOMOTOの堂本です」(光一)、「堂本です」(剛)と、思わずクスッとさせられる、ふたりにしかできない挨拶からスタート。YouTubeで話題になった動画へのリアクションをはじめ、浸透しつつあるAIへの反応、そして現在制作中だという新曲のレコーディング状況まで、この2カ月間を埋めるように幅広いトークが繰り広げられた。
大先輩デュオの「愛のかたまり」カバー動画に「すぐ観ました」
「さすが元祖デュオですね」とリスナーから届いたのは、YouTubeの『ガチャピンちゃんねる【公式】』でガチャピンとムックが「愛のかたまり」をカバーした動画についてのお便りだ。「そっか、このふたりってデュオっていう認識なのか」と笑う光一に、剛も「たしかにデュオですよね」と穏やかに頷く。
続けて剛が「僕、公開されてこの動画すぐ観ましたね」と明かすと、「私も観ました」と光一。ふたりそろってチェックしていたという事実からも、その息の合いっぷりが伝わってくる。「ムックが1オクターブ下って想像してなかったので」(剛)、「たしかにムックの声からすると、ちょっと高い音域だったことと思いますけど」(光一)と、“ご本人様”ならではの視点で語られるやりとりも楽しげだ。
そして、「嬉しいな、幼稚園のころとかに観てたこのふたりがやってくれてるって」と、しみじみと思いをこぼす光一。剛も「感慨深かったですね。そんな日が来るって思って生きてないですからね、ちいちゃいころ」と、過ぎ去った時間をかみしめるように語った。
ふたりの存在も、いまや伝説的なデュオと言っても過言ではない。そんな彼らにとっても、大先輩デュオと言えるガチャピン・ムックによるカバーは、さらなる活躍に向けて心を奮い立たせる出来事だったはずだ。
AIには超えられない、DOMOTOの「ゆるくて深い」やりとり
番組中盤では、「先日、ChatGPTに『どんなもんヤ!』がどんな雰囲気の番組か聞いてみた」というリスナーからのお便りも紹介された。すると、光一の回は「ドライで冷静。時々雑になるのが面白い。でも実はすごく優しい」、一方で剛の回は「優しくて柔らかい。少し哲学的になるときがある。言葉の拾い方が丁寧」と分析されていたという。さらに番組全体を総括すると、「ゆるいけど深い。笑えるけど刺さる。夜に聴きたくなるラジオ」という結論に。
これには「おもろいですね」と素直に笑う剛と、「これ何で判断してるん?」と身を乗り出す光一。まさに分析結果をなぞるようなリアクションが並び、思わず頷いてしまう場面だった。
すると剛が、以前ChatGPTに「堂本剛風に答えて」とリクエストしたやりとりを、ファンから読ませてもらったことがあると振り返る。その回答を見た剛は、「“言いそう〜!”って本人が思うんで」と驚いたそう。AIの精度に感心しつつも、剛自身はまだ実生活で活用したことはないとも明かした。
一方の光一も、「アプリみたいなのは入れたけどね。何調べたかな……」と、まだ日常に溶け込んでいるわけではない様子。しかし、「あ〜、減価償却について聞いてたな、俺。減価償却の年数について」と、あまりにも光一らしい使い方を告白し、スタジオに笑いが広がる。すかさず「減価償却?」と丁寧に拾う剛。この自然な呼吸の合い方こそが、このふたりの真骨頂なのだと、あらためて感じさせられる瞬間だった。
AIが心に寄り添うような言葉を返し、その会話を通じてAIに恋をすることさえ現実味を帯びてきた現代。そんな時代を見つめながら、光一は「人の心みたいな部分は超えてほしくないけどね。そのためにも、人としてもいろいろアップデートして。“成長していかないかん”ってことなんでしょうね」と言葉を結ぶ。剛も「時代もどんどん変わってきていますしね」とやわらかに共感を示した。やはりChatGPTの分析通り、「ゆるいけど深い。笑えるけど刺さる。夜に聴きたくなるラジオ」ではあるが、このふたりが交わすやりとりは、きっとAIにも超えられない。そんな確信を残してくれるひと幕だった。
新曲についての進捗報告からも感じられた阿吽の呼吸
そして、ファンが楽しみにしている話題といえば、ファンミーティングでも盛り上がった新曲の進行具合について。光一は「一応ね、こういう形になるかなっていう分は、とりあえずレコーディングしておいたので」と、これからレコーディングに臨む剛へ、現時点での手応えを伝えた。
続けて、「Bメロの追っかけメロディは、私のほうはちょっと変わりました」と話す光一。ふたりの歌うメロディの音域が近くなってしまっていたようで、「もうちょっと分離したほうがいいなっていうことで、少し変えたんです。剛くんのほうのメロディは変わってないです」と具体的に説明。さらに、「もし変えたくなったら変えてください」と、剛に委ねるひと言も添えた。
すると剛は「あはは。わかりました。抜け感がお互いちょうどいいところの音域にいたほうがいいとは思うんで」と即座に理解を示し、「レコーディング時に、スタッフとちょっと話しておきます」と応じる。光一の意図をすべて受け取ったうえで返されるこの言葉のキャッチボールに、長年積み重ねてきたふたりならではの信頼関係が、自然と浮かび上がる場面だった。
ふたりの新曲が世に送り出されることは、もちろんファンにとって何よりの喜び。しかしそれ以上に、制作の過程で交わされる言葉や呼吸を通して、ふたりの思いが重なり合っていく瞬間を感じられることこそ、DOMOTOならではのエンターテインメントなのだ。
发布于 上海
