Uberleben
26-10-29 10:05

平野紫耀にとっての「居場所」とは──。エスパス ルイ・ヴィトン東京で出会う、誰もに開かれたクリエイティブな空間

エスパス ルイ・ヴィトン東京で開催中のプログラム「InSitu2ーIbasho(居場所)」。メゾンのアンバサダーを務める平野紫耀がこの空間に来訪し、「居場所」についての自身の考えを『ハーパーズ バザー』だけに語ってくれた。

「少ししてから気がついたんです、会場に何があるのかを」。エスパス ルイ・ヴィトン東京で現在開催中の「InSitu2ーIbasho(居場所)」を訪れた平野紫耀。この空間をゆったりと巡り、その感想を教えてくれた。

「この空間に足を踏み入れて最初に目に飛び込んできたのは、ぬくもりのある木の素材感。窓から入る自然光も素敵で、『何だかあたたかい空気が流れているな』と感じました」

「そもそも、この表参道店の上階にこんなギャラリースペースがあるということ自体が驚きですよね。広々としていて、天井も高く気持ちがいい。そして、窓の向こうには原宿〜渋谷界隈を一望できるという眺めもあって。最初にやって来たときには、こんな贅沢な場所があることに衝撃を受けましたね」

エスパス ルイ・ヴィトン東京ではこれまで、さまざまな作家とコンテンポラリーアートを紹介してきたわけだが、今回は作品展ではなく来場者参加型のアートプログラム。「InSitu2」というタイトルのもと、東京、ミュンヘン、北京のエスパスで同時展開され、各都市が独自に手がけたプログラムを1カ月間にわたり公開している。

それぞれの都市に根差したアーティストを招き、地域の特色を盛り込みながらオリジナルのコンセプトで形作られる「InSitu2」。現代のクリエイションを促進する試みであると同時に、対話や創造性、文化的な関わり合いが息づく場所としてのエスパス ルイ・ヴィトンの役割を改めて見つめ直すという意義も込められている。

東京では「居場所」をテーマに、日本の若手建築家コレクティブ「GROUP」が会場のデザインと設計を担当。畳やカーペットのあるフロアに木製のテーブルや椅子、押し入れなどが配されどこか家の中を思わせるような設えになっているのだが、置いてある家具のすべてが巨大なスケールで再現されている。

「テーブルも椅子も大きすぎて、最初は気づかなくて(笑)。木でできたオブジェが家具だと気づくまでに、ちょっと時間がかかってしまいました。その大きな家具の間を歩いて見て回っていると、何だか子どもの頃に戻ったような感覚になっていました。自分が小さい頃のテーブルや椅子は、とても大きく見えていたから。そういう目線で見ていると、どこか懐かしい感じがしますね。畳の上に座ったのも久しぶりでしたし」

傍らには選書のコーナーも設けてあり、参加アーティストたちが“居場所”をキーワードにセレクトした本が並ぶ。また、今回は開廊以来初めてテラススペースに出ることができるイベントだということも、注目ポイントのひとつ。窓の外から眺めるギャラリーの様子は、いつもとはひと味違うイメージをもたらすかもしれない。

歩いたり、座ったり、座ったり……と来場者が思い思い時間を過ごす。そんな自由度の高さも、今回のプログラムの特長だといえる。一角にはカーテンが吊るされたスポットがあるのだが、この後ろには座って休むことのできるカームダウンスペースが設けられている。

またエレベーターの付近には、来場者が触ることができる会場のミニチュア模型が。こちらは空間のあり方、そしてその背景にあるエスパス ルイ・ヴィトン東京の考える“居場所”を、異なる背景を持つあらゆる人々に開かれたものにするアプローチのひとつだ。

さて、今回のテーマにちなみ、平野にとっての「居場所」について尋ねてみた。彼が「居場所」という言葉を耳にして思い浮かべることとは、どんなことなのか?

「僕にとっての『居場所』に重要なのは、特定の場所というよりも、むしろ人なんじゃないかとすごく感じています。それは家族だったり友人だったり、メンバーだったりファンのみんなだったり……そういう人たちと一緒にいるときにこそ、その場所が自分にとって特別なものになると思うんです」

「自分らしくいられるというのは、僕にとっては重要で。クリエイティブであることも、自分を表現したいという気持ちが根底にあると思うんです。そういうこともあって、信頼できる人たちと場を共有してリラックスできる、安心できるということによって、そこが『居場所』になるという感覚がありますね」

“人が居場所をつくる”という彼の言葉は、今回の「InSitu2」のテーマともゆるやかに接続する。会期中には誰もが気軽に参加できて楽しむことのできるイベントも多数。各ジャンルのゲストを招き、パフォーマンスやトークセッション、ワークショップなどが開催されている。

多様な背景の人々が集い、思い思いに楽しみ、ときには同じテーマをともに見つめる1カ月間。ここからまた新たな「居場所」が生まれていくような予感に満ちている。 「InSitu2」が自分の中のどんな感性をひらくのか、そのクリエイティブな体験をぜひ味わってみてほしい。

InSitu2 – Ibasho(居場所)
会期/2026年10月24日(土)~11月27日(金)

会場/エスパス ルイ・ヴィトン東京
東京都渋谷区神宮前5–7–5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F

開場時間/12:00~20:00
※11/3(火・祝)・27(金)は17:00閉館となります。
※開館時間はアクティビティによって変更となる場合がございます。
※最新情報はルイ・ヴィトン LINE公式アカウント内、右下の「InSitu2」のリンクよりご確認ください。

休館日/会期中無休

入場料/無料

参加方法/一部のアクティビティを除き、ご予約不要でご参加いただけます。予約が必要なアクティビティに関しては、ルイ・ヴィトン LINE公式アカウント内、右下の「InSitu2」のリンクよりご予約ください。

发布于 天津